みんなの相談室と学習塾「小さな学校・チェリーアンドハッピー」

親子で私のことを、この年のことを、可愛い、可愛い、と言ってくださる方々がいらして、そこは理詰めの櫻井、
どこがですか？どこがですか？
と追及する。
男子がそんなこと言ったら、張り倒そうか！？であるが、そこはお母さまと女の子なので、嬉しく頂戴しておき言葉と言うことにして・・・。
こういうとき、どうも女性にはひいきする癖のある私。
もしかしたら、レディ・ファースト協会の副会長だかのお師匠様と共通するところがあるのかな？などと思ってみたりする。

で、ウソみたいに、天才、という言葉を使われるので、
また、どこが？どこが？
と追及する私。
いや、変わっているのはわかりますが、エジソンやアインシュタインみたいには変わってないと思いますが・・・、との言葉に、
いや、そっち系ですよ！普通はそういう発想をしない、と言うところがあって・・・。

高校時代に付き合っていたこと私のことを、友人は、別れるとしたら、天才と凡人で(もちろん私が凡人側。)、合わなくなって、別れるかもなあ・・・、と思う、と言われた。
私がそっちのはずはない。
しかし、その彼は頭が良かった。
私の考えていることと感じていることをちょっと話しただけで、即座に理解してくれた。
それで気持ちが休まったかどうかは別にして。
そう言うの、好きとかそうでないとかには、結構関係ない。

あああ・・・。
エジソンの楽天家度はすごいものらしく、メンロパークの研究所が火事で焼けたとき、
みんな、こんな家事は、一生でもそうそう見れるものじゃない！私の母も呼んできて！
とそこらへんのひとをあつめたそうだ。
そして、次の日、後片付けをして、さあ、再建しよう！という段になって、
でも、そんなお金、どこにあるんだ？
と言ってのけたのだそうである。

確かに、あのポジティブさは、通じるものがあるのは認める。
私をして、超ド・ポジティブ、と表現した人がいた。

生徒に言わせると、かなり変わっている方だとかで、でも悪い意味ではないとかで・・・。

どちらも全然自覚していないので、どうすればいいのか、戸惑う言葉である。
すみません。白状しますが、私は自分のことをあまり女性だと思っていません。
かと言って男性とも思っていませんが、母親であるとか、教師であるとか、その役職は感じています。
いきなり、女性でしょ？と言われて、戸惑ったこと数回。
ああ、女性やったんや・・・、しかも、してやられた！的に実感したのは、妊娠したのかどうか病院に行って、おめでとう、と言われたときだった。
エッ？こんなに簡単に身籠るの？この体調不良は、そのせい？前みたいに働けないの？
とほんの2か月足らず前に、職場で忙しく働けていた自分のことを思った。
間近に、同じ大学の先輩である夫がいて、それこそ、今こそ働くとき・・・、とばかりに企業戦士していた。
私は結婚して、ずっと体調不良だった。
でも、超音波で見た赤ちゃんは可愛くて、可愛くて、その画像の中からそっと掬い出したい気がした。
奇しくも、その晩は、抽選で当たった、金沢の市民大学の初回で、「蓮如上人」の講義で、それはそれはおもしろかったのに、気持ち悪くて、座っているのも大変だった。
次の日、理由を言って、講座を辞めさせてもらった。
その後すぐに転勤になって、引っ越した。

そもそも母性本能強めだったのが、子どもができて、それが顕在化したのだろう。
子育てはとっても楽しかった。

その昔、唯一、可愛いと言ってくれた男性がいた。
私の膝に乗って、
ママ、可愛い。と言ってくれる。
まあね、あんただけよ！そんなこと言うのは・・・。
母親とはそこまでひいき目に見えるものか・・・？男の子を産んでみて良かったな、と思った。
そこで、こちらも乗りに乗って、
どこが？と優しく訊いてみる。すると、それはそれは純粋無垢なお気持ちのようで、
そのまあるいお顔。
と言っていた、
複雑な気持ちの私。
あ、そう。それ？ふうん。意味わかってないやろ？あんた。
それが、彼がまっすぐな無垢な気持ちで言っているので、なんとも複雑で、どうしよう・・・？という気持ちになった。
この人は、自分が役立っている、と思っていたり、あるいは、喜んでくれる、と信念をもってあれこれされるので、なんともその可愛い心根に、こちらもどうすることもできず、怒ることもできなかった。

ところが、彼も成長するので、もう少し大きくなったころに、いきなり、また、
ママ、可愛い。と言うので、
どこが？と訊くと、そこは敵もわかってきていて、
その、まあるい、お・か・お。(笑)
となった。
イヤミ言えるようになるなんて、成長したやんか！あんた！
と思って、怖ーい顔をしてやったけど、すぐに噴き出した。

私以外の女性にそういうことをしていませんように！
誰も許してくれないからね！

でも、『シークレット・ガーデン』のジュオンは、奥さんになった、ライムを、短足だの、きれいじゃないだの、学歴もない、などといじめて楽しんでいた。愛情の裏返し、と取ってくれる奇特な女性もいるかもね！