相対的な人間の関係性
どういう人が正しいとか正しくない、とかいうよりも、相対的な人間関係というものがある。
この場には合わない、とか、この雰囲気には、というものがある。
この春、私の人間関係が変わった。
とは、ある既卒生の言である。
先生の周りから、本当に大変な人がいなくなった・・・。
と言ってくれた。
昨年はいろいろあった年だった。
正確に言えば、一昨年から昨年にかけて。
それまで仲良くしている、と思っていた人が、突然、ああ、こういう人だったのか・・・!?
と呆れることも多かった。
適切に距離を取り、そして、必要な場合はお別れした。
おかげで、教室自体の方向性は見えてきた。
こういう人が入ってくると、全体がおかしくなる、ということも分かったし、やはり、特徴というものもある。
一番嫌なのは、ここで一番だから、○○な態度を取ってもいいだろう・・・、と自覚があるのかないのか、当然のことと思っている人である。
偉そうにするメリットなどない。
人より偉くなっても、何にもいいことなどない。
優秀な人ほど、頭を下げているし、頭を下げているから、いろんなことが吸収されるのだと思う。
ある生徒が、とんでもなく冷たいことを言った。いや、これは納得しているからである。
ある人が、競争していて、その競争に負けた相手を悪く言う。その相手が、だんだん下がって来て、とうとう自分になったんだな、と思うんです。
そこで私は怒らないの!?と訊いたら、その人はもっと大人で、
とうとう私にまでマウントしなければならないなんて、気の毒だと思ったんです。とのことだった。
その彼女は、自分の勉強したい分野を追究するために旅立った。
誰しも競争社会の中で生きている。
けれど、あまりみっともないことはしたくないなあ、と思った。
自分と競争、というのが一番いいと思うのだけれど。