しんどい思いをしなければ、それなりの成長はないしなあ・・・。
誰かに何か言ってもらえなければ、誰かが何かを起こしてくれなければ、自分の成長はないなと思わされる。
今、相当に落ち着いてきている生徒さんの様子を見ていると、どうしても、入塾された頃の大変さが思い出される。
教師は待つことができてなんぼ、である。
待てなければ、その子の状態について、外から見た状態と付き合って、そこから一般論で判断してしまったら、そこで止まる指導がいくつあっただろうか・・・?
最初は、受け入れて、気持ちを大きくして、何があっても理解しようと努めて、心が通じて、やっとこちらの指導が入るというものである。
信頼されていないのに、こちらから何を言っても、入らない。
それは、勉強法もそうであるし、勉強に対する姿勢のこともあるし、社会での言動のこともある。
でも、自分を立て直して、一生懸命に勉強している姿に接するとき、かつての彼らの姿が眼前にあったから、私はあれこれ工夫し、その分だけ、成長させられたのだと実感する。
公開:2021/12/09 最終更新:2021/12/09