『昨日、何食べた?』を観ています。ーこんな素敵ではないベッドの上で。(笑)
こんなに素敵な寝室ではないのですが、今は温かさをキープできるように努めている。
先日壊れた湯たんぽの代わりに新しい湯たんぽを買ったのですが、その湯たんぽが早く届いてほしい。
あの優しいぬくもりが恋しい。
と言いながら、ちょっとだけ眠る前に、劇場版の公開が話題になっている、
『昨日何食べた?』をアマゾンプライムで観ている。
まずは弁護士事務所での所長である大先生と、息子の若先生、そしてスタッフの若い女性で、あるイケメン弁護士の私生活についての噂で始まる。
その場面がとても面白い。
他人のもめ事を解決するはずの事務所で、親子が言い合いをしている。
もちろん、所長の母優勢。
やられている息子のあたふた感。
ものすごく面白い。
そこにイケメン西島秀俊演じる弁護士先生登場。なんと45歳の設定。
私はどうも西島秀俊があまり得意ではない。
私が面白かったのは、ゲイである西島秀俊演ずるシローさん(どう書くのかわからない。)に、まあ、ある種の無神経な父と母の言葉である。
あなたが、犯罪者であろうと(これは弁護士にキツ過ぎる。)、ゲイであろうと、お母さんは受け入れるつもりよ・・・。(だったと思う。)
そして、よき理解者か?と思われた父が、
で、お前はどんな女ならいいんだ?
この二つのセリフは、彼にはあまりにも打撃の大きい言葉だったろうと思う。
その、できれば一番理解してほしい人からの辛い言葉。
それから、まだまだ先があるけれど、世間で出会った人たちの反応。
これもときに辛いものがある。
だいたい、その人その人の私的な好みに、どうして自分の価値観を入れて語るのか・・・?
実は、私は、ある人をちょっと好ましく思っている。
ちょっと慕っている、という方が正しいかもしれない。
ハイヒールの似合う、あまりに細い足のその人は、もとはサラリーマンだった会計士さん。
元は断然男性らしいお姿。
でも、なぜか私はその人に、たった一回会ったその人に惹かれていたりする。
それは決して性的な意味ではないけれど。
非常に都合よく。
楽器を演奏される方だし。
それに、私は、本当は甘えたいところがあるので、しかも女性に、で、ちょっとお姉さん的な人を見つけると、その方に頭を載せてしまいたい衝動に駆られる。(笑)
で、気づいた。
女性より女性らしいところのある人に、惹かれているし、一方で、別にそれはどうでもいい自分に。
こうして、ことさらに取り上げること自体が、もう、そもそも特別視していることになるのかもしれないけど。
つい、ハマってしまったドラマから、いろいろ考えさせられた。
それから、まあ、ちょっと人生において、人間関係的につらい想いをした人に言ってはならないなあ、という言葉がある。
あなたにも反省するところはなかったの・・・?
という言葉を思い出した。
私も訊いたこともあるし、言われたこともある言葉・・・。
まずは辛い気持ちを受け止めることが大切だ。
そもそも、何か嫌なことがあったとき、誰だって、さんざん自分に悪いところがなかったのか、考えるだろうと思うから。
その事態に至るまで、いったいどうしてこんなことになったのだろう・・・?と自分を追い詰めに追い詰めているものだと思う。
シローさんが、内野聖陽演じる彼氏(なんていう名前か忘れた。)に惹かれたのが、周りのみんなが自分を受け入れてくれていない時に、あまりに自然に接してくれた、というところがあった。
それに、さんざん偏見をもたれてきたからか、シローさんは、「私って変でしょ?」と言うクライアントに、
それはとっても自然な気持ちだと思いますよ。
と言って、その気持ちに寄り添い、まあ、お人よしにも、そのクライアントの希望を叶えるために、自分の休日まで投げ出すのである。
痛みを知っているから、人の痛みにも寄り添えるんだな、と、変に納得してしまった。