星野源と綾野剛ー「MIU404」を観終わって・・・。
この忙しい日々に、なぜか「MIU404」を観終わってしまった。
もともと綾野剛は気になる俳優さんだった。
いつかさらっと見たとき、あら、綾野剛ったら、なんかとんでもない地味な映画に、見たことない俳優さんと出てるのね!と勝手に思い込んでいたら、相手役は、当時名前だけを知っていた、今をときめく星野源さんだった、というぼんやりさ・・・。(笑)
ドラマを観ていて思ったのだけれど、星野源や橋本じゅんって、ことさらイケメン、というわけではないと思う。
けど、なんか惹きつけられるカッコよさ。
内面いっぱい詰まってる。
こういうカッコよさに弱いんだよなー、わたし。
で、好みを言わせていただくと、私は、菅田将暉が、ちょっと苦手。
理由はわからない。
「ごちそうさん」のときの菅田将暉には好感を持っていたけど、なんだかあそこまで憑依的な演技は私には合わない。
もうちょっと、その役柄を客観して、ちょっと傍観するようなさらっとした演技の方が好きなんだろうなあ。
入り込みすぎな感じがしてしまうのだろう。
今の若いものは・・・、という表現があり、そういう表現をするような世代になった。
けど、若い、とか、そうでないとかは関係なく、自分の仕事を、どうとらえるか?なんてことに若いもそうでないもない。
結婚したり、親になったりしても、自分の子どもにしてほしくないことを、ほかの子にできる人もいるかもしれないけど、我が子と同じように、人を大事にする人もいるだろう。
綾野剛や星野源、橋本じゅん演じる刑事の姿を見ていて、結構、今時に、泥臭く自分の仕事を考えて、苦悩し、不器用に生きてる人がいるんだ、と思った。ドラマの世界だけでないのは、あちこちでそういう人の存在を知っているからだ。
そうそう、私はあまり要領のいいタイプが好きではない。
いや、勉強などはある意味要領も必要だけれど、所詮、不器用な人って最終的には、悩んだり葛藤したりした分、自分の中の引き出しもたくさんになるし、厚みも出て、素敵な人になるような気がする。
私は、結構泥臭くて、不器用な人が好きである。
最近、いわゆる頭がよくて、要領がいい、と表現されている人に絶望したからかもしれない。
いや、これは生徒の話ではなくて、大人。
私は、正直、あんな親になりたくないし、自分の親だったら嫌だ。
私が付き合いたいのは誠実な人。
いや、そうでなくても、人間的、という面でおもしろい人もいるから、別に、そう決めたわけではない。
でも、せいぜい仲間くらい、いや、仲間でなくても、一緒に仕事する人くらい大事にできなくてどうする?
私が一番欲しいもの。
信用。
私がある人を信用しなくなったし、信頼に値しない、と見限ったからだ。
信用があれば生きていける。
信用がなくなったら、それは知らない。
そして、温かく見られがちな私であるが、ある一定の境界線を越えたら、私ほど冷たい人間はいない。
温かくして、その人のためにはならないと思ったら、結構徹底的な面がある。
ちょっと私、経営者になれてきた・・・?(笑)