動画を何度も観なおす私ーセミナーの復習
ZOOMでのセミナーを受講し出して、慣れるほどには時間が経った。
最初は正直、ワークをしていても、自信がないのもあり、それにその世界に馴染まない自分、ということを自覚していたので、先生の態度にいちいちこだわっていた。
質問されたその瞬間、咎められているような気がして、びっくりする。
後で観てみると、ただの事柄の確認だった、というようなことがよくあった。
だいたい最初からが戸惑っていた。
勝手知った北陸の地で、で、同郷の先生のセミナーを受講した。
先生の出身校も馴染みの、ああ、あの・・・。
だいたい教師なんて、5つ下から教え子がいる。
誰を見ても、ああ、あの世代・・・、になる。
私がドキドキしている場合ではなかった。
その後、私のアイデンティティは崩壊した。
混乱の極みだった。
北陸人特有の人との距離の取り方を越えて、大阪人の、まあ、あの、まあ。
北陸人の方の私が出てきて、先生に失礼な態度を取ったのではないか?と反省することしきり。
いつもと勝手が違って、当然いつもと違う自分が出てくる。
それから、ZOOMでのセミナーを受講するようになって、まずは先生に失礼な態度を取っていないか?と思ってチェックするようになった。
目上の人に失礼なことをしているのではないか?というのを気にする程度には、十分に私は小心者である。
しかし、何らかの場で、疑問に思ったことを放っておけず、質問する勇気があるほどには図々しい。
まずはそれをチェックしていた。
そのうち何度も観ているうちに、もちろん先生のおっしゃることの中にヒントは隠されているのだけれど、それよりなにより、自分の言っていることの中に自分の本音や、何をしたいのか、何をするべきか?何が足りないのかということが十分にわかってきたのである。
褒めてもくださっていたのに、私はそれに気づいてすらいなかった。
前回、ああ、褒めてもらった、と思えた。
いや、褒めてもらっていたのかどうかは定かではないにせよ、嬉しい言葉だったのである。
苦手なことが、そうではなくなった、あるいは、自分の性質を、それに合っているかもしれない、と思わせていただいた瞬間だったのである。
ずっと苦手だと思ってきた世界。
少し入り込めたかな?
でも、私の良さは絶対に崩さない。
私の信念は私の信念。
教育をするということにおいて、私は曲げられないものをもっている。
でも、それをよりよく伝えるためには知らないことを学ばなければならない。