みんなの相談室と学習塾「小さな学校・チェリーアンドハッピー」

母が、あんたの周りにはいつも人がいてる・・・。
と言うのである。

そうかなあ？
と答える。

本人自覚なし。
ただ、今日、教室に届いた食材を家に持って帰った瞬間、最近はお昼間に指導をしていて、しかも今日は既卒生がお休みだったので、もしかしたら、今日は、もう帰ることができるのかな？
と思ったときに、ああ、確かにいつも人がいる・・・、と思ったのである。

いつの間にか人がいる、という状態に慣れた。
そんな中で、自分の弱さも見せながら、大勢の中で暮らす、ということにも慣れた。

高校時代、大学時代、吹奏楽をやっていて、いつも人がいたし、卒業後は、全寮制の学校で、三年間、生徒と一緒に生徒同じ寮内に住んだ。
だから、いつの間にか、人がいるという状態に慣れた。
でも、ときに一人になりたくなる。
人がいる状態が嫌なんじゃない。
そうではなくて、1人の時間も、とても好きなのである。
夜、自分の時間を過ごしたくて、若いころはよく夜更かししたものだった。

それが、いつの間にか大勢いるということにも慣れた。

小さいころは、結婚する前の叔父や叔母と一緒に住んでいたり、商家で、たくさんの人が出入りしてる家だったから、人に慣れているのかもしれない。
本来の私は、いったい、どんな人間なんだろう？
かなりのマイペースではあると思うのだけれど。
何かにつけて。

人と一緒にいることが多いのは、後天的に身に着けたものなのか、それとも、持って生まれたものなのか？
ちょっとばかり議論の対象になっていたりする。
たった二人の中でだけれど。