しあわせな日・・・。
今日は、Y先生とデュオの練習の初合わせの日だったので、その後のランチの名店を探すのに、友達に相談していた。
第一候補はお休み。
ランチの予約ができなかった。
私は、年上の人とのお食事が好き。
教師の先輩ならなおさら。
いつも若い人と接しているからか、年上の人といると自分がもたれることができて、ホッとする。
お友達も、年上。出会った場所では、私が最年少だった。
自分が教師をしていて、自分より若い人を先生、と呼ぶとき、ものすごく気を遣う。
失礼なことしていないか・・・?と。
気を遣いすぎて、逆に気を遣っていないかのような態度を取らざるを得ない時もあり、非常に気を遣う。
そんな関係から、ちょっと解放された・・・。
いや、タイミングよく、外れることができた。
先輩なら、本当に助かる。
それに、年上の人に、何か、その教える内容以外の指摘を私はできない。
○○さん、こういうところがありますよね~、なんて言えない。
私の中には、長幼の序、というものが歴然とある。
年上、と言うのは、絶対である。
体育会系発想であろうと、そして、相手が先生と呼ばれる職業の場合は、それ以外でも、その人の職業に対する誇りを大切にする。
人から好かれる人って、そのあたりを飲み込んでいる。
先生業が偉い、と思ってないのに、先生業のときには相手の職業への配慮もなく、先生面するのは嫌だ。
私とて一緒。
どこかに相手の職業への敬意がある。
どんな職業でも。
別に先生業ではなくても。
自信がない人ほど偉そうになる。
誇りがあることと、偉そうにすることとは違う。
素敵な先生はみんな謙虚だ。
少なくとも私の知ってる先生は。
先生と海外の話をしていた。
ニューヨーク、行ったことある?と訊かれて、思い出した。
兄は留学が長かったし、妹は、学生時代から海外によく行っていた。
仕事ばかりしている私に、祖母が、「真弓ちゃん、あんた、ちょっと海外でも行っといで・・・。」と言われて、いきなり思いついたニューヨーク。
一週間後に行こうよ!と友達を誘って、呆れられた、その話を思い出してしまった。
ニューヨークと言うと、私は、五嶋龍さんを思い出す。
旅行者に冷たい街、と表現されていた。それが魅力でもあると・・・。
当時は若かったから、私は、ヨーロッパより、経済活動の中心である、目まぐるしそうなニューヨークに惹かれた。
けど、Y先生とは、音楽の話で盛り上がった。
合わせる、っていい。
私は、人に合わせる方が好き。
あんまりキャラの濃い人好きではないかも。
今の仕事をしていると、かなり勇気をもってでも、キャラ濃い人をしなければならない。
みんなと調和できる人が好き。
先生のヴィオラの伴奏をしていて、一生懸命メロディーに合わせていて、本来、私は縁の下の力持ち、という立ち位置が好きであったことを思い出した。
怠慢かもしれないけれど、誰かにやってもらえたらありがたい。
なんて、思っていたなあ。
後ろに隠れていたい性分だったし。