雪かきデビュー?虐待ではありません!と言わせないでほしい娘です!ー高岡の学習塾&相談室チェリー・ハッピー
翌日から大雪になるというその夜。
教室は念のためお休みにしていたのですが、ふと、
ああ、教室の水道、大丈夫かしらん・・・?
とつぶやいたのが運のつき。こともあろうに母に聞かれてしまうとは・・・。
北海道や北陸では夜の寒さで水道管が凍結することがあるということを説明し、その対策をしてこなかったと説明した途端、
今から行こう!
と言うのです。
じゃあ、私一人で行ってくるわ・・・。
と言うと、
私も着いて行く!
と言い出しました。
私一人より、あなたもついてきた方が危ないでしょ・・・。
と言いたい私。
こんなおばあちゃん、誰が襲いますか?
と言いたいが、それにこんな雪道をどうして歩いて行くって言うの!?
という感じだったのですが、ノリノリで、ブルーのレインコートのセットアップ?を着初め、杖を二本で行くと言うのです。
雪道で転んで、また骨折でもして入院なんてやめてよね!
と言ってもダメ。
頑固というか、私や孫たちのことになると心配は止まらず。
第一私に対しては、ちょっとあり得ないくらい過保護で過干渉です。
言っても無理。
雪道を(とは言ってもとっても明るい。)二人で歩き始めました。先に歩いてもらって後ろから何かあったらヘルプをする構えです。
思うより母はしゃんしゃんと歩いていて、教室に着いてから、しばらく二人でお茶をすることになりました。
ちょうど大好きなお茶のティー・バッグがあったので、私はシナモン、母はバニラ。
しっかりくつろいでから、水道の蛇口の救急処置をして、それから帰途に就きました。
母は大いに自信をつけたようで、それから何やかやと言っては歩き、とうとう教室まで来て私の雪かきを手伝うと言い出し、それが写真の図です。
私の車の雪を払って、ご満悦。
またまたおいしいお茶とお菓子のお茶会を教室で開いて、ほっこりしているという・・・。(笑)
母はやる気を出し始め、パソコンで仕事をするとか、とにかく仕事をすると主張し始め、写真を大阪のお友達に送って自慢し?大いに喜んでいます。
町内の不燃物のお当番で皆様に見せたら、みんな感心してくださって、生徒に見せたら、
先生に似てる!
と笑っています。
母はその昔なんと20倍の難関を突破した商社に解止めるOLだったのです。
大阪の御堂筋で働いていたことが誇りです。
その頃の楽しかったことーお友達と遊んだことや恋愛の話などその頃の話になると生き生きしていますが、中でも上司が病気になられて、全部自分が判断して上司の代わりにハンコを押していた、とか、たくさんの電話の案件をさばいていたとか、あるいは隣の課から引き抜きがあったとか、とにかく仕事が大好きなようです。
ここは私が一番似てしまったかもしれません。
私の方が家庭よりかもしれないくらい。
そんな母がやる気を出して、自分の年齢を忘れています。
間違っても、母に雪かきをさせたのは私ではありません。
本人がやりたがるんですってば!