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いやいやいやいや、私がお化粧品の話を母とするようになっただなんて!ー高岡の個別指導塾&相談室

実家の母はひどい奴です。
私が大学四回生になるという頃、就職活動の一環としてある人に会いに行くことになりました。
一生懸命にお化粧をしていると、

ふふふ、ふふふ。

と笑い出したのです。

まゆみが、そんなことに一生懸命になってる~!

というわけです。

だいたいキレイ系の女の子系の事柄は妹が全部さらっていき、私の方が勉強だとか仕事に邁進系に思われていたのです。
小さいころこそお揃いのワンピースなどを着せられていたのに、いつのころからか私はそっち担当になっていました。

というのも、妹は遺伝的に目が悪くて、幼稚園での検診で引っかかり、遠視性弱視で、もしかしたら支援学校に行かなければならないかもしれなくて、母の気持ちは大方すべてそちらに向かい、私はしっかり者でなくてはならなくなっていたものと思われます。

妹は、普通の学校に行き、でも長らく眼鏡をかけていて、コンタクトにもできないらしく、母はどこか不憫だったようです。
視力を伸ばすための訓練を家の中の一室を暗室にして、毎日頑張っていました。
もちろん私も手伝ったりもしました。

私が母を支えなければ、母はどこかフラフラでした。
兄は自由気ままな人で、妹に何かあったからと言って自分の生活に影響があるとは思っていなかったようでした。
父も、神経質な母に比べて、どこか鷹揚に構え、めったなことはないだろうと男性的な考えをしていました。

実際、今から考えると、もちろん視力がもう少し出てほしいし、矯正視力が上がるといいのだけれど、母が思い詰めたように支援学校に行かなければならないという事実も、母の思い込みのように、目が見えなくなるというようなこともなかったのでした。
ただただ心配性の母は思い詰めていました。

暗室にした部屋で目の訓練の後、視力を測るのですが、それだって少しでも妹が見えないそぶりをすると大変でした。
母があまりに検査結果を気にするので、一か月に一回の検診に私が連れて行ったこともありました。

酷いこともしました。

視力が悪いときは、妹に、

視力検査の結果、お母さんに○○(ちょっと良い目の値。)やったって言っとこう・・・。

すると妹は、もしかすると、悪ければ自分への愛情が増すとでも思っていたのか、

なんで?そんなん嘘やん!

と状況を読めないかのように言うのです。
この結果を持って家に帰ると数日母はノイローゼ状態です。
でも妹はわかってくれません。

それに、母は、視力検査ではこっちの機械だと見えにくくて視力が悪く出るから、あっちの機械で・・・、というような注文を付けるのです。
その時の言い方が、

真弓、お願いやから、視力検査、下の機械でしてもらって・・・。

というように言われ、私はわざわざ年配の婦長さんのところに行ってそうお願いしてみたら、

下のでしてるよ・・・・。

と言われて、泣きそうになったことがありました。
私自身は目上の人に何か言っていくタイプではその頃はなかったのです。
低学年の、祖父母と一緒に暮らしていたころと違って、どこか核家族になってからは周りの人に気を遣うようになっていました。

その後幸いにも妹は眼鏡をはずせるようになり、矯正視力も出てくるようになりました。

母にとっては私がしっかり者でなければならなかったのでしょう。

でも頼りにしてくれているのはよーくわかっています。
私に何かあったら大騒ぎするのは昔からでした。
ほかの兄妹よりも私の心配がすごいのです。
大学に通っているときも、

傘持ったの?雨降りそうやよ。

寒いから上着もっとあったかいの着て行き・・・。

祖母の家に遊びに行った時、叔父などがたまたま来ていても、大阪の北部に帰る私に、

風寒うなってきたから、早よ帰らな風邪ひくで・・・。

などと鷹揚に言ってくれますが、もう母のは私に何かあったら困る!という感じでけたたましいのです。

今もそうです。

先日など呆れかえったことに、私の寝室にやって来る人の気配がすると思ったら、ドアが開いて、

ちょっと!26条あるやんか・・・。

と言い出して、普段公民などを教えている私は、

ええ?この人憲法の話してるん?26条?教育を受ける権利?

などと思っていたら、なんと手にしているのはその前々日病院でもらってきた薬の袋でした。
要するに、28錠薬があって、それなのに今日はその三日後なのに、26錠ある!というわけです。
その時間は午前0時を回っていました。
つまり2錠少なくなっていてそれでいいのに、母は日付が変わった分を入れていたのです。

そりゃあ、昔、娘や息子の喘息のお薬を、あと何回分ある?飲み忘れさせていないか?と考えたことはあります。
それも中学生までです。
お薬とお湯を入れたお湯呑みを置いておきました。
夫にはもちろん、お薬とお湯を置いてはいましたが、それでもお薬の残りの回数を数えはしません。
大人ですから。

ずっと人の世話ばかりしてきたのに、ここにきて、この年齢になって、こんなことを言われるようになるのか?とおかしくておかしくて、でも身内に話すと、きっと常識的にあれこれ言われたら、誇り高い母は傷つくだろうから、せいぜい話すのは生徒たちです。(笑)

昨日ね、先生、おばあちゃんが、先生の部屋に来たなと思っていたら、26条って言うから、てっきり憲法のことかな?と思って、「この人どうしたん?」と思ってたら、お薬の話で・・・。

と詳しく話すと、中一生の男の子など、

先生のお母さん、おいくつですか?

と聞いてくれて、

85歳よ・・・。

と答えると、驚いたように、

お元気ですねえ・・・。

と返されました。

きっと私に何かあると大変なのでしょう。
他にも兄妹もいるし、孫たちだっているんだけれど、母にしたら、どうも私に死なれたらどうしよう・・・?というのが最大の悩みのようなのです。
父もそうだったように、この娘が、何かあっても何とかしてくれると思っているのでしょう。
この役割、家族の形がどうであれ、どこに行ってもそうであるかのように、この役割を果たしてきました。
誰かができないことを引き受けて、そんでもって、それをやってしまって、でもそれが誰かの顔をつぶすことにもなってることもあるようで、決して喜ばれるわけではないけれど、でも、それでもやらなければどうしようもなかった、というような。

とはいえ、最近は私の方が母にお化粧品で効果的なものを勧めたりするくらいには、ちょっとばかり女性らしいことにも目覚めました。(笑)
というのも、それは多分に仕事絡みなわけですが、それでも、伯母たちがそうしていたように、リップの色を楽しんでみたり、もっと言うなら予備校に勤務していた時には、そんなものやりたくもないのにネイルもしました。

ある日、母の顔に、ファンデーションをパフで塗り塗りし、ブラシでおしろいを縫っていたら、

ふふふ。

と横目で私を見ながら笑いだしました。

何かというと、

小さいころからなんにでも興味もって~。

ということらしいのです。

私が何かが欲しいと言うと、それは素敵な色合いの夏用肌布団だったり、ベッドカバーだったり、多分にそっち系が多いのです。だって、本なら勝手に買ってしまうから、母はそばにいても私が何を読んでいるのかはっきりは知りませんから。

いろいろほしい物があって~。なんにでも興味津々!

と笑っています。
買いたいと表現したものの、おそらく10分の1も買っていません。
なぜなら、それは、その夏布団を気持ちよくかぶって眠るのもいいのですが、何より夏のお日様の下で、いい香りをさせて干すのが好きなのです。
毛布、お布団、と言えば、温かさより、干すとか洗うとかそういうことがしたいのです。
だから一つ物を増やすと、それだけメンテナンスが必要になるということを痛いほど知っています。

それに家電製品。
これは、要するに数より使いこなせるかどうかの方が大事です。
やはりどう見てもちょっと仕事の比重が大きかったと思われます。

でも、先日、あるポイントを貯めに貯めて取り寄せることにしたものが二つあります。
これだけは手を出さないでおこうと思っていたのですが、一つはホーム・ベーカリー。
母がこちらに来る時に、潔く、

いらない!

と言って、そんな暇はないと思って処分してしてもらいました。
昔から、絶対にパンだけは焼くまいと思ってきました。
奥が深そうだったからです。
娘の美術の先生が、パンはお天気にも影響して・・・。

とおっしゃるのをお聞きして、絶対に無理!と思っていたのが、何故に欲しくなったかというと、共通テスト国語の評論文の問題に、ホーム・ベーカリーを扱ったものがあり、急にほしくなったのでした。(笑)

それから、美顔器。
ある筋で、お友達になった人が、肌の調子にはこの洗顔料!とおっしゃったのを素直に聞いて、今までのと替えて、そして、なんとなくポイントのカタログの、ホーム・ベーカリーの下にあった(ポイント的に相当お得!)ということで、そういうこともやってみようかな?と思ったのでした。

死ぬまで仕事をしていたいタイプの私は、例えば顔だけでもちょっと若い目に見えた方が良いかもしれないということに気付いたのです。
教師には貫禄、とは別の話です。(笑)

コロナの時期に、医療現場で子どもたちの中で一生懸命働いておられる女性の先生のことを、60歳くらいだと思っていたら、なんと有名な方で、80代だったということが後で分かった、というお話を読んで、80代でも元気なら働けるのね!と思い、そうだ!そういう努力もしなくては・・・、となったのでした。

今日は、ステッパーを踏みました。
先日10分。昨日は5分、そして今日は15分。
録画しておいたヨーロッパのトラムでの旅を観ながら。

あさイチ運動した日はいろんなことがはかどりますが、今日はそう早くはない時間に雪かきをしたので、その後の家事はばっちりはかどりました!

というわけで、母にも認めてもらいたい私です。ふふふ。

公開:2024/12/23 最終更新:2024/12/23
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