みんなの相談室と学習塾「小さな学校・チェリーアンドハッピー」

落ち着けったって、受験生抱えて、あれこれ揺れている生徒さんと対面していて、イライラしている生徒さんもおられるし、こちらもそうそう安穏とはしていられない。生徒さんだって、試験の出来不出来にあれこれ思うところもあるだろう。たかが15やそこらで、それを気にせずにいられるほど人間ができてはおられないだろう。
一方、来年の受験に備えてあれこれもある。
私の中の今年の受験指導から来年の受験指導へのシフトがまだまだ完璧になってはいない。
それでいて始めなければいけない時期である。

そんなときに、できれば睡眠や食事のバランスを取りたいけれど、自分とばかり付き合ってはいられない。
ということで、今日は午前中、ちょっとドライブをしてこようと思って、出掛けた。
私はちょっと雨晴の海岸線を駆け抜けるだけで、そしてホットコーヒーの一杯、それも缶コーヒーでいいので飲むことができたらしあわせになる。
それが、道の駅雨晴を通り過ぎ、氷見に行こうとして、最近よくあることだけれど、道を間違えた。
氷見の市街地をあちこち巡る。
ある狭い交差点を渡ったあたりで、パトカーのクラクションの音がした。

もう慣れてしまったくらい聞き覚えがある。
今度は何したのだろうか？
警察官がパトカーを停めて、待ち伏せしている形の捕まり方で取り締まられる対象になり、罰金を取られ、免許の減点をされたのはいったい何度目だろうか？
初めての頃は、子育て真っ最中。お金がたくさん掛かった。
夏休みにあれこれ出費がかさんだときに捕まって、正直もう、なんでこうも私にばかり意地悪するのよー！と思わされた。
それから次は勤務先の予備校を出た辺りで捕まった。校長先生に報告すると、
それは規則に従って罰金などとしかるべき方法で支払ってもらえたら・・・、とニヤリとおかしそうに笑われた。ちょっと楽しいネタにされた。
高岡市役所前で、先に捕まったおじいちゃんに、
あんた、こんな規則知っとったけー？と言われて、むすっとしながら、なーん、知りません・・・、と憮然として答えていたものだった。
立山町まで新入塾生のお家に面談に行った帰りには速度違反で捕まった。私が速度違反だなんて・・・。
ということで、あの、突如として響くパトカーのクラクションと突如として現れる警察官には驚くことはなくなった。
ああ、私、急いでたんだな。慌てていたんだな。気持ちに余裕がなかったんだな、と反省させられる。

優等生的な考え方かもしれないけれど、よく、ここでつかまっておいてよかったのだろうと思う。
もちろん罰金は痛い。
が、痛いからこそ反省もする。
もしかしたら、ここで捕まっておかなかったら、大事故起こしていたかもしれないし。気を付けろっていうことね・・・。
と思わされる。それにどこかで心に引っ掛かっているものもあったりしたことまで思い出されて、ああ、落ち着こう・・・、と思う。

罰金、支払うお金。
あれこれ、ある。
減点もある。
でも、最近は無病息災ではなくて、一病息災という言葉があるように、一つの困ったことがあったがゆえに、その先のことを気を付ける、だから、かえって若いときに大病した人はその後健康でいられる、というようなことも聞かされる。
たまに捕まるから、なんとか大ごとにならずに済んでいるのかもしれない。
それに、支払うべきものは気持ちよく支払った方がいい。
取り締まる警察官の人も、なんだか、申し訳なさそうに気を遣ってくださっていたような感じだった。
それぞれに仕事だから・・・。
まあね、あれこれ言われるにしても、どの道、あそこでは捕まりやすいから・・・、と言ったりするものの、そのせいで気を付けるのならそれはそれで。

それにしても、自分の心の中を今一度振り返らされた出来事だった。
焦るなよ。慌てるなよ。イライラするなよ、と。

ああ、振り込んで来なければ。この出費、とんでもなく痛いなあ。