誰だって、凹むことはあります。別人になったと言われるくらい・・・。
ここ数日、私は、以前の私とは同じ人に見えない、と、体型も服装も変わらないはずなのに、雰囲気が違う・・・、とのことで、すれ違う人すれ違う人、私をちらりと見ておられるのに気づいていました。
原因があって、私は、お世話になる方々に対して、いい顔ができませんでした。
いつもなら、すれ違う度に、お世話になっている感謝の気持ちを込めて、ニッコリしていました。
でも、本当にどうすることもできない気持ちを抱えて、せいぜい軽く会釈することしかできませんでした。
その人たちに怒っているのではなかったのです。
原因は思い切りありました。
でも、どうしても自分が悪いとも思えないし、仮に周りに人に話しても、私が悪いことにはならないでしょうし、一つの件については、実際謝られもしました。
教室に戻って、生徒相手に指導をしていると、それなりに晴れやかな気持ちにもなってくるのですが、思い出しては切なく、情けなくなっていました。
別人・・・、と言うことで生徒に話して、
女優まゆみの真骨頂ね!
とばかりに話していました。
私の猫かぶりもメッキが剥げたということかしらん?
と言っていると、ある男子が、
先生の場合はねえ、メッキが剥げたんじゃなくて、どっちもホンマなんよねえ・・・。
とこわくさいことを言ってくれましたが、それはそれで納得です。
そう、どちらも私です。
普段気遣いしているのも私。
でも、どうにも余裕がなくなって、周りに気を配ることもできなくなっていたのも私です。
ただ、別人?と言われるほどショックを受けていたのは事実です。
きっと、数日したらケロッとしているだろうことはわかるのですが、周りの人に、
疲れておられるのですね・・・。
と言っていただきました。
一番話してみたい人にはまだ言っていません。
たぶん言わないのではないかな?とも思っています。
それなりに乗り越え方もわかってきたようだし・・・。
とりあえず、別人に見えた、という表現がおかしくておかしくてたまりませんでした。
それから、そんな風に、気遣ってくださる方がいらっしゃるということも。
私のことを、それほど心配してくださるなんて。
そういえば、今回の件の前に、
頑張って・・・。
と言ってくださった方がいらして、なんで私に頑張ってなのだろう?と思っていたのを思い出しました。
私は、中間子なので、思いやられることが得意ではありません。
だから、ときに、そういう気遣いのある言葉を掛けられると、どうしていいのかわからなくなります。
教師としてなら慣れていますが、一個人として思いやられると、本当にどうしていいのかわからなくなるのです。