明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
あさイチお弁当だけ詰めて、そうしてお節料理(私が作ったわけではないので。)より、このお弁当の方がおいしそうじゃん!と思って、超絶手抜き料理のお弁当を眺め、ご丁寧にその対比を伝えるべく、ラインでしかるべきところには写真を送り、でも、なんだか眺めているうちに、自分のお弁当の手抜き度と雑さに呆れ始め、きっと今年は手抜きの年、いえ、柔軟性の年になるのだわ!と一人納得しております。
教師が必要とされる素養というのは、ある程度融通が利くことと柔軟性。それから捨て去ることのできる完璧主義です。
教師が永遠完璧主義でいたら、続きません。
そのことを、、かつて個別指導で教えていた生徒さんに、伝えたことがありました。
指導が始まって(幾分融通の利く指導ができたのですが。)、
私、のどが渇いたから、自販機行ってくる・・・。
真面目な彼は目を白黒。
そして、彼が大好きな、DAKARAを2本買って来て、1本を差し出し、
今、私はあなたに2つのいいことを教えた。さて、何でしょう?
と言いました。
1つ目は、真面目ということの中身。
のどが渇いたまま、彼に指導をしてもいいことはありません。これは食事もそうです。
ちょっと待ってね、今ちょっとだけ食べるから・・・、と言ってちょっといただいて、すぐに指導、の方がいい指導ができるはずです。
時間内を真面目に見えるように働くことと、その働く時間の中身の問題。
2つ目。
私の母校の先生で、お昼に、スーパーのダイエーでお会いしたことがありました。
先生・・・、と話しかけると、
あんた、こんなとこで先生、って言わんといて。私、子どもの保育園のパジャマ買いに行かれへんから、学校抜けだして買いに来てんから・・・。
と返ってきました。
真面目人間の私など、少々の悪をしてもいちいち自分を咎めていたので、着いて行ける価値観でもありませんでした。
けども、教師になってみて、ああ、そうだなあ、と思っています。
それを思い、あのね、あなたがなりたい職業でも、私たち教師でも、ちょっと疲れたときに、横向いて、なにか口に入れることができなければ、また、用事をササッと済ませられる柔軟性がなければ続けられるものではないのよ・・・。
と言ったのです。
真面目な職業ほど、私は柔軟性が必要だと思っています。
間違えないでください。サボることを推奨しているわけではありません。
第一サボっているのではないし・・・。
高校の先生も、ものすごく仕事のできる、仕事の速い、それも柔軟性のある、融通も効く先生でした。
大学受験指導も、それぞれの家庭の事情や兄弟構成まで考えてくださるいい先生でした。
外から見て真面目であることも大事ですが、実質的な真面目さというものもあると思います。
先生が、お子さんのパジャマのことを気に掛けて、目の前の指導や学校の仕事に支障が出るようなら、時間のある時にサッと買いに行く、などと言うことができるということも大事なことです。
私は、そういうことを初任の学校で、ことあるごとに教えられてきたように思います。
みんなが休んでいるときには休んだ方がいい。
ついつい仕事優先で仕事をしがちで、仕事の完成度を気にする私には学びの多い学校でした。
わが身を守るためにも、目の前にいる生徒さんたちにいい指導、いい仕事ができたり、周りとのバランスを考えたりするために本当にいいことを教えていただいていたなあ、と思っています。
なかなかできていないけど。
だからこそ、今、自分でやっているのが楽なのでしょうけれど。
なぜか?
いくら仕事をしても叱られないからです。(笑)